2007年11月01日
吹田市立山田東中学校での講演
ペイ・フォワード倶楽部には様々な方が、サポーターとして登録してくださっています。
その1人に、中学校の先生が居られます。その先生が勤務されている学校に招かれ、ドイツ国際平和村のことについて講演をしてきました。最近は総合学習といって、通常の勉強以外のことを取り上げるために、先生以外の一般の人が講師として話す機会もあるとのことです。
対象は、中学三年生約180人。時間は45分。

事前に、ドイツ国際平和村のビデオ(テレビで放映された部分からCMとスタジオの分を除いたもの)を見せて、アンケートを書いてもらっておきました。
ビデオは、千里山で活動されている「千里山ブログ村」の方に編集していただき、大変助かりました。
6時限目ということもあり、体育館の床に座って聞くということで、沢山の生徒が寝るのでは・・・と考えたりもしましたが、それは私の杞憂だったようです。
1、 自己紹介
2、 「子どもエコワールドツアー」のDVD上映
3、 平和村の子どもたちとの出会い~現地でのボランティア体験
4、 自分に出来ることから「ペイ・フォワード倶楽部の活動」
の順番に組み立てて、話していきました。
多感な年代、自我の形成、進路、友達や親子の関係、はるか(?)昔に過ぎてしまったけれど、確かに自分にもあんなに悶々とした時期があったよね・・・
と、ドイツ国際平和村の子どもたちのことを話しながら、目の前の子どもたちを、たまらなく愛おしく感じました。
事前に見たビデオは、紛争で傷ついた子どもたちの姿を生々しく映し出し場面もあり、アンケートの中には、
「怖かった」
「無残で残酷で見ていられなかった」
「大人は愚かだ」
というのも沢山ありました。
そして、
「戦争は、絶対にしてはいけないと思った」
「傷つける大人もいるけれど、助ける大人がいるのはすごい」
「自分に出来る事をしていきたい」
「自分が傷ついても、笑顔で生きているのはすごい」
「命を大切にしないといけないと思った」
短い文章でも、一生懸命に書いているのが伝わってきて、読んでいて感動しました。
そして、「いろんな事があって、死にたいと思ったこともあり、今でも生きている意味を見つけられないけれど、平和村の子どもたちをみて、頑張って生きようと思う」と書いている生徒がいました。
ペイ・フォワード倶楽部の活動の中には、ドイツ国際平和村の子どもの事を伝える事で、「平和」について考える機会を提供したい・・という目的があります。
それと共に、日本で生まれ育つ、未来を担う子どもたちが、心も身体も健全に育っていくことにも寄与したい・・という思いも、強く感じました。
昨年、平和村でボランティアをしたときに、アフガニスタンから来たばかりの女の子が、「痒くて眠れない・・」と夜事務所にやってきて、クリームを塗ったときの話をしたのですが、彼女の火傷は全身に広がっており、余りのひどさに
「この子に何の罪があるのだろうか・・?」
「一体、この子が何をしたのだろうか・・?」
「この子が、親から離れて、何故ここに来なければならないのだろうか・・?」
私は不覚にも涙が溢れそうになっていました。
でも、本当に泣きたいのは私ではなく、この子なんだ・・・、そう気がついて
涙を飲み込む事が出来たのです。
そして、彼女はクリームを塗り終わると、「ありがとう」といってベットに戻っていきました。
どれだけの事を伝えられたのだろうか・・と思います。
最後に、
「私が生まれ育った時代と、皆さんが生まれてきた時代とは、ずいぶん違います。しかし、今、この同じ時代に生きている仲間として、共に考えできることが決っとあると思います。」
と締めくくりました。
吹田市立山田東中学校の3年生の皆さん、ありがとうございました。
そして、話をするチャンスを下さった、山田東中学校の先生方に感謝しています。 ありがとうございました。
その1人に、中学校の先生が居られます。その先生が勤務されている学校に招かれ、ドイツ国際平和村のことについて講演をしてきました。最近は総合学習といって、通常の勉強以外のことを取り上げるために、先生以外の一般の人が講師として話す機会もあるとのことです。
対象は、中学三年生約180人。時間は45分。

事前に、ドイツ国際平和村のビデオ(テレビで放映された部分からCMとスタジオの分を除いたもの)を見せて、アンケートを書いてもらっておきました。
ビデオは、千里山で活動されている「千里山ブログ村」の方に編集していただき、大変助かりました。
6時限目ということもあり、体育館の床に座って聞くということで、沢山の生徒が寝るのでは・・・と考えたりもしましたが、それは私の杞憂だったようです。
1、 自己紹介
2、 「子どもエコワールドツアー」のDVD上映
3、 平和村の子どもたちとの出会い~現地でのボランティア体験
4、 自分に出来ることから「ペイ・フォワード倶楽部の活動」
の順番に組み立てて、話していきました。
多感な年代、自我の形成、進路、友達や親子の関係、はるか(?)昔に過ぎてしまったけれど、確かに自分にもあんなに悶々とした時期があったよね・・・
と、ドイツ国際平和村の子どもたちのことを話しながら、目の前の子どもたちを、たまらなく愛おしく感じました。
事前に見たビデオは、紛争で傷ついた子どもたちの姿を生々しく映し出し場面もあり、アンケートの中には、
「怖かった」
「無残で残酷で見ていられなかった」
「大人は愚かだ」
というのも沢山ありました。
そして、
「戦争は、絶対にしてはいけないと思った」
「傷つける大人もいるけれど、助ける大人がいるのはすごい」
「自分に出来る事をしていきたい」
「自分が傷ついても、笑顔で生きているのはすごい」
「命を大切にしないといけないと思った」
短い文章でも、一生懸命に書いているのが伝わってきて、読んでいて感動しました。
そして、「いろんな事があって、死にたいと思ったこともあり、今でも生きている意味を見つけられないけれど、平和村の子どもたちをみて、頑張って生きようと思う」と書いている生徒がいました。
ペイ・フォワード倶楽部の活動の中には、ドイツ国際平和村の子どもの事を伝える事で、「平和」について考える機会を提供したい・・という目的があります。
それと共に、日本で生まれ育つ、未来を担う子どもたちが、心も身体も健全に育っていくことにも寄与したい・・という思いも、強く感じました。
昨年、平和村でボランティアをしたときに、アフガニスタンから来たばかりの女の子が、「痒くて眠れない・・」と夜事務所にやってきて、クリームを塗ったときの話をしたのですが、彼女の火傷は全身に広がっており、余りのひどさに
「この子に何の罪があるのだろうか・・?」
「一体、この子が何をしたのだろうか・・?」
「この子が、親から離れて、何故ここに来なければならないのだろうか・・?」
私は不覚にも涙が溢れそうになっていました。
でも、本当に泣きたいのは私ではなく、この子なんだ・・・、そう気がついて
涙を飲み込む事が出来たのです。
そして、彼女はクリームを塗り終わると、「ありがとう」といってベットに戻っていきました。
どれだけの事を伝えられたのだろうか・・と思います。
最後に、
「私が生まれ育った時代と、皆さんが生まれてきた時代とは、ずいぶん違います。しかし、今、この同じ時代に生きている仲間として、共に考えできることが決っとあると思います。」
と締めくくりました。
吹田市立山田東中学校の3年生の皆さん、ありがとうございました。
そして、話をするチャンスを下さった、山田東中学校の先生方に感謝しています。 ありがとうございました。
Posted by 花咲人(はなさきびと) at 10:47│Comments(0)
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